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50代からのV字回復を実現する24の鍵~第4の鍵「人生100年時代」

リンダ・グラットン氏の「ライフシフト」や、政府の「人生100年時代構想会議」によって、「人生100年時代」という言葉が広く認知されるようになりましたが、そんな時代の到来とともに、私たちはキャリアプランの考え方も大きくシフトさせていかなければなりません。従来の、「22年間教育を受けて、そのあと就職して60歳まで働いて定年になって、その後、80歳くらいで亡くなる」という3ステージ制から、マルチステージへと時代は大きくシフトしていることに気づいていただくことが、50代からのV字回復を実現する上での大切な鍵になります。 

なぜそれが重要かと言えば、特に同じ企業で長年勤めあげてきた50代のビジネスマンにとっては、マルチステージの時代になると言葉では聴いていても、まだ実感として感じていない人が多く、思考はほとんど従来の概念から切り替わっていないからです。長年お世話になった先輩たちのほとんどが、60歳かそれより前に定年退職をし、その後は、嘱託として数年また自社で働き、その後は完全にリタイアをして、ゴルフなど趣味で余生を過ごしている姿しか見ていないので無理もないことかもしれません。

つまり、定年後は基本的にはリタイアという概念ができあがってしまっているために、「定年まで逃げ切ればいい」という発想に陥ってしまっているのです。

しかし、現実には、60歳定年後の人生が長いわけです。会社では定年まで“逃げ切れた”としても、人生から逃げることはできません。仮に60歳定年だとしても、60歳男性の平均余命は23.67歳(平成28年厚労省調べ)ありますから、働こうと思えば15年から20年くらいは働けるわけです。仮に十分な老後資金があったとして、この時間を、ゴルフなどの趣味に生きるのも人生ですが、もし自らの経験や専門知識を活かして、仕事を通して社会貢献できるとしたら、その充実感に勝るものはないはずです。

しかも、いまは、仕事のスタイルも実に多様化しており、選択肢は10年前と比べると比較にならないほど、多岐にわたっています。少し挙げただけでも、起業、NPO、地方創生、UIターン、就農、家業、事業承継、在宅ワーク、スモールビジネス、講師・コンサルタントなどのフリーランス、顧問業、営業代行、販売代行、FCビジネス、プロボノなど、実に様々なオプションがあります。 

これだけの可能性があるのですが、これまでの会社勤めとは違った形態でストレスなく楽しく充実した第2、第3のキャリアを構築しようと考えた時、やはり、少しでも早く準備をしておいた方が断然有利なのです。60歳定年までダラダラと会社で過ごした人が、突然、退職後、60歳になってから起業して事業が順調に行くこともありませんし、コンサルタントとして独立して最初から成功できるなんていうこともまずありません。

会社に勤めている間に、他には負けない専門知識を積んだり、しっかりとお客さんの信頼を掴むべく努力をしたりしている人が、結局のところ、退職後もビジネスで成功を掴める可能性が高いのです。

そのように第2のキャリア、第3のキャリアの準備をいま会社にいる間に始めるという意識を持つことによって、「定年まで逃げ切ればいい」という安易な考え方から、「これからもうひと花もふた花も咲かせてやる」という前向きな考え方に変わることができるのです。